川眞田弘藍作品展

 例年この時期に開催するのが川眞田さんの作品展だ。藍の本場徳島と大沼湖畔とを行き来しながら優れた活動を続けている藍染め作家である。ギャラリーと藍染めの関係はは23年前の初企画展「愛は藍である」以来で、現在も初夏の安藤さんとともにその伝統を担って頂いてる。
 ファッションデザイナーのコシノジュンコさんが大幅な信頼を置いてるのが川眞田さんで、パリコレ作品などコシノ藍染めはすべてこの人の手に拠るもの。それほど川眞田さんの技は評価が高いのだが、しかしその表現力も同等に優れたもので、とりわけ藍型絵染めで表現した大沼の静寂さや、函館西部地区は見事のひと言に尽きる。眺めてるとその場の佇まいに引き込まれ、藍一色の表現可能性の深さ高さに正直驚かされる。
会期 10月16日まで
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