元町に集った...

 画像はウスタニ・ミホさんが制作したバッグだ。素材はスエーデンのヴィンテージプリントやスコットランドのハリスツイードや手紡アルパカなど、ウスタニさんが世界を巡って収集してきたお宝布地だ。無論それらに墨や柿渋、藍のウスタニ染めが加わるわけで作品は言わば時と所を越えたを工芸家たちのコラボレーションなのだ。
 毎年この時期ここでは「元町に集ったメリークリスマス工芸品たち展」というのを開催してる。ウスタニさんは今年初めての参加だが、近所の遺愛幼稚園で育った山本睦子さんがフィンランドで学んできたHIMMELIや、ベルギーのアールヌーボーレースやケルト模様をモデルにした向田通子さんのパーチメントクラフト、小坂井順子さんのキャンドルなどを展示販売している。昨年のクリスマス翌日、ギャラリー内部をガラス越しに覗いてたフィンランド青年が実はサンタクロースだったわけで、元町のギャラリーには世界から役者が集うのである。あとは厚い財布を所有する神様の到来を待つだけだ。
「元町に集ったメリークリスマス工芸品たち展」
会期 12月26日まで
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