2014年2月アーカイブ

「居酒屋はまなす」無事帰着

 海峡の向う側、青森まで往復してきた。それも日帰りの強行軍で朝8時の特急スーパー白鳥に乗り込み、帰りは深夜13時着の急行はまなすだ。往きのスーパー白鳥車内では雪と幻想最後の9編を読み耽ってたが、安堵のため息とともに読み終えて車窓に目をやれば、列車はいつのまにか海底トンネルを抜け、眩しい津軽の雪原を走っていた。
 懐かしい会議室で気持ちのよい人たちと楽しくかつ真剣に会議は開かれた。1000編もの雪と幻想と今度は皆で立ち向かうである。独裁政権が民主主義へ移行するわけだから当然会議は白熱し、主義主張の多様性にあらためて想いが至るのである。白熱し佳境に入るが最終列車を逃すわけにはいかないのが函館のギャラリー店主だ、敵前逃亡的途中退席となる。今年も佐藤編集長がクルマで青森駅まで送ってくれ、そしてこれまた有り難くも嬉しいハイネケンと地酒駒泉を手渡してくれた。企画集団ぷりずむの皆さんの優しさに深く感謝しつつ、雪と幻想からやっと解き放たれた店主は「居酒屋はまなす」でたっぷり酔い痴れて函館に帰り着く事が出来ました。やれやれ
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1017分の1008

 ゴールは間もなくで、残すところはあと9編だ。数えれば一日あたり50編読んでたわけで、彷徨ってた幻想地獄の先に出口を発見した歓びがある。残り9編だが、それも明朝の青森行スーパー白鳥で読み乍ら行けば海峡の向こう側で無事終了する。
 毎年恒例とは言え、ずぼら店主がこれほど真剣に立ち向かうのは極めて稀な事だ。思えば東京知事選もソチ五輪もTPPもほとんど上の空で過ごしたひと月で、一年の中のまるまる一か月を雪と幻想に費やしたのである。おかげで、脳内では未だ雪氷嵐やら雪女たちが走り回ってるけれど、ま、それも明日までのこと、青森発の急行はまなす車内で飲むハイネケンの泡とともに消え去るだろう。
 そんなわけで、エマちゃん連れてひと月ぶりに緑の島へと「外出」してきたが、足もとがすっかり覚束なくなってるのには愕然となった。
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まだ半分

 500番に辿り着いた。といってもやっと折り返し地点だ。まだ半分あるということで、その途中経過を思い出し、同じ分量が残ってるのに気がつき愕然となる。ただいま店主脳はまるで吹雪の八甲田歩兵第五大連隊、ひたすら目の前の一文字、一行、一ページを読み取るだけ。
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雪のまちの空の月

 信州はこだて人H田夫妻や、越前M下教授などがお立寄りくださった。何れ劣らぬ函館応援団であり、店主はこうした方々から大きな示唆を頂いている。であるから、本来何が何でもササドーゾドーゾと館内に招き入れ接待に相務め無ければならない。自家中毒気味店主としてはこの都市を客観視するための重要な方であり、言ってみればありがたき函館定点観測者なのだ。
 しかし、この度は残念乍らほんの短時間、簡単な挨拶で終わった。義理も人情もありゃしない、文字通り待った無し「雪と幻想」地獄のまっただ中を彷徨してるせいである。そんな慌ただしい毎日だが、夜、外に出て空を見上げる少しのが時間があった。
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雪と幻想はただいま25%

 雪と幻想生活に浸りきっている。寝ても覚めてもとは言うけれど、まさに文字通りで夜には枕元にそれを持ち込んでのおつきあいだ。布団から片手を出して原稿を握りしめ読むのだが、気がつけばそのまま眠ってしまってる事がよくある。粗末な脳とは言え役目を果たそうと頑張るらしく、読みかけの作品を勝手に脚色してしまったりするのだが、そのあまりの酷さに思わず目が覚めたりする。今年の応募作は例年より多く、どうやら千通を越えるらしい。店主現在の実績は250に辿り着いたところだが、例年以上に前途多難である。
 脳がすっかり幻想状態に陥ってしまったので久しぶりに近隣散策に出かけてみた。いつもの通りが「光の小道」イベントで飾られ、昨夜来の深雪に被われた道路際にキャンドルが揺れていた。夜が更けるほど、きっと輝きを増すにちがいない。
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函館の白い陶器と白い磁器展

 例年だからそろそろ...と思ってたらドサリと届いた。おとなり青森で「雪と幻想」をテーマにした文学作品を募集しているのだが、店主はこれに少しだけ関わらせてもらってる。先週の吹雪のなかその第一陣150編が到来、この一週間というもの寝ても覚めても雪と幻想に塗れて過ごしてた。やっと読み終え、一昨日これまた吹雪の中を宅急便で返送したばかりである。
 次なる応募原稿が到着するまで暫し店主は生業に精を出す。二月のギャラリーは地元陶芸家三人の作品展だ。暗鬱な空の下だが、雪に囲まれた元町のギャラリーには白い陶器と磁器が展示される。作者は佐藤留利子、高井秀樹、三浦千代志の三氏だ。みなさん函館陶芸界の重鎮で、もちろん作風や持ち味は異なるけれど「白」だけを共通項として集って頂いた次第だ。絵付けで化粧された焼き物が幅を利かせてる昨今だが、料理も華も、本来こうしたシンプル白に盛られてこそ生き生き輝きだす。
「はこだての白い陶器と白い磁器」展
会期 2月28日まで 
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