雪のまちの空の月

 信州はこだて人H田夫妻や、越前M下教授などがお立寄りくださった。何れ劣らぬ函館応援団であり、店主はこうした方々から大きな示唆を頂いている。であるから、本来何が何でもササドーゾドーゾと館内に招き入れ接待に相務め無ければならない。自家中毒気味店主としてはこの都市を客観視するための重要な方であり、言ってみればありがたき函館定点観測者なのだ。
 しかし、この度は残念乍らほんの短時間、簡単な挨拶で終わった。義理も人情もありゃしない、文字通り待った無し「雪と幻想」地獄のまっただ中を彷徨してるせいである。そんな慌ただしい毎日だが、夜、外に出て空を見上げる少しのが時間があった。
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