今日の立待岬は...

 サクラについでスズランやライラックが次々花咲き、いまや桐や藤、牡丹が真っ盛り、そんな元町で店主はすっかり夢心地の日々...、と言いたいけれど、そんな幸福が与えられるような身分でもなければ、社会情勢でもない。風雲急を告げるのが津軽海峡で、その一方の住民として、函館市長の行政訴訟に続けと、某筋の「反大間原発」に協力する秘策を練っていた。 とは言え、カネもなければ知恵も無い店主に出来る事など知れたもの、檄文というか惹句というのかとにかく「知ってますか、大間原発!」といった意味の作文に精出していた次第だ。
 平和利用とかクリーンエネルギーだとか言い乍ら、つまりは「ゴミと借金、加えるに人類史創世以来最高の危険」を次世代に押し付けるのが原発だ、その国をあげての推進姿勢のいかがわしさに強い怒りを感じてきたのは間違いない。だが、最大の被害者であるもの言わぬ若者たちに「早く気がつけ、立ち上がれ」と呼びかけようというわけで、紛れもない貪欲オヤジ世代の自分がと思うと何とも歯切れ悪くなり、結局「が」とか「は」とか「である」とか「だった」とか枝葉末節の一文字、二文字をいじくり回してた次第。
 そんなわけで、久しぶりに対岸の大間を遠望できる立待岬に出かけて来た。店主の指定席ベンチだがそこにはカップルが、そして大間原発工事現場は薄い靄のなかに隠れて見えなかった。
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