wishing tree

 調べたらもう7年も前になる。小型だが最高グレードの客船ClipperOdyssey号が函館に入港、その乗員であるパトリシアさんがギャラリーに立寄ってくれた。そのとき西野美津子さんのまねき猫を一体購入してくれ、記念写真を一枚撮り後日メー添付送付した。
 暫くして英国コーンウオールの古都トルーロに戻ったパトリシアさんから返信があった。それによればマネキネコは友人のジェーンさんへプレゼントさたそうで、嬉しげなその様子が画像とともに届いた。マネキネコを手にニッコリしたジェーンさん画像はプリントされ、西野さん作品の脇に飾られた。
 それからほどなくだった、中国からという両親に娘二人の家族客がギャラリーやってきた。 娘の一人はナタリーさんという。彼女は西野作品脇の写真をしばし凝視してたが、やがて小さな声で呟いた「My teacher,,,」。聞けば、英国へ留学した時の先生なのだという。早速その写真をナタリーさんに持たせて撮影し、メールでパトリシアさんに送った。すると、ジェーンに転送したが間違いなく私の生徒だという返事が届いたけれど、それにしてもサプライズ!といった意味の返信があった。英国の片田舎に住む先生と、中国に住むその生徒を、日本の開港都市のチッポケなギャラリーが招き寄せたわけで、それ以来、西野さんのマネキネコは「働き者」の評価が定着した。
 パトリシアさんの誕生日は7月7日だ。西野さんのタナバタ飾りを拙い英語で必死に説明したところ「wishing tree!」とひと言、そんなことを思い出しながらHappy Birthdayメールを送ったが、地球の裏のトルーロはまだ夜中だろう、な。
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