「天使のいる場所 展」

 ギャラリーは元町の教会群に接してる。その群とはカトリック教会にロシア正教会、英国国教会の三つで、それぞれは道路一本挟んで隣り合っている。かってローマ帝国時代に三方向に別れたキリスト教三派が、地球の裏の東海の小島の一角に再び集結したわけだ。もちろん偶然の所産だろうけど、しかし夫々は陰に陽に世界史を演じ乍ら地球を半周してその裏側まで辿り着き合流したのだ。思えばたしかに「聖なる地」という事になる。そうした聖なる地に、ギャラリーはこれまた道路一本はさんで隣り合っているのだ。
 そんな 「聖なる地」の近隣住民になってもう四半世紀になる。鳴り渡る鐘の音で目覚めたり、エマちゃん連れてこっそり"スグリ摘み"したりしてるし、代々の牧師さんや神父さんとも懇意にしてもらってる。ミサの帰途立ち寄ってくれる信者さんもいたりして、信者でもない店主だけれど神のご加護みたいなのを実感する毎日なのだ。
 そんなわけでこの夏のギャラリー展示は「天使のいる場所 展」となった。教会の住人(?)である天使も近隣散策くらいするだろうわけで、そんな彼らに遊び場くらい用意しようというわけだ。会場には梅里進さんや川添洋司さん、井川隆義さんの作品がたくさん展示されている。「店主のいる場所 」とも言えるが、とにかく今月一杯開催してるので、旧市街地散策の折のお立ち寄りを願っている。

井川隆義 梅里進 川添洋司「天使のいる場所 展」
会期 は8月末まで
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