小西先生の写真展

 小西さんの肩書きは「公立はこだて未来大学名誉教授」だ。専門は情報学で、京都大学や名古屋大学、高知大学などを経て12年前未来大学に着任された。多くの青年を指導して一昨年退官されたけれど、我が国情報学のパイオニアなのである。
 京都と名古屋では登山を、そして高知ではカヌーを極めたが、函館着任と同時に始めたのがデジタル写真とのこと。末広町のマンション9階の自宅と大沼公園駒ヶ岳山麓に別邸があって、この地の都市景観と自然景観との組み合わせが情報学者の心と共鳴したものらしい。この地では2万枚の画像を撮り貯めたそうだが、写真発祥の地のギャラリー店主が、情報の塊でもある写真に夢中な情報学のオーソリテイ小西先生を煽り立て、この度の作品展になった次第。
小西修写真展"函館で暮らした12年、その移ろいと瞬間"
会期は10月末日まで
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