今日は投票日

 歳を重ねたからとて賢い選択をするわけではない。かく言う店主も十分その部類に入るが、しかしこの度の選挙では特にそれを実感する。指導者は意表をついて解散総選挙を選択したけれど、原発とTPPという国家存亡の重要問題を隠し、景気問題に矮小化して選挙に臨んだ。年寄りは、義理や、しがらみや、長い間に積もった人生の垢に塗れて正しい判断ができなくなるものだが、問題は目先のわずかな利得や合理的無知で目がくらみ、その先に待ち受ける大きな落とし穴に難なく追落とされるという事である。
 落とし穴とは奴隷化のことだ。消費文明にとっぷり浸かり、過去の延長線上に未来はいつまでも続くと思ってると幻想は一気に崩れる。生死を含め全てが他国に支配されるわけで、「この道しかない」と言いつつ戦争立国に舵をきった彼が、他国の貪欲で好戦的な人々に何を約束したかを知ると恐怖を覚える。言う所の国益とは他国の益ということであり、それは保守愛国派の論理とも異なる全く別物だ。歳を重ねることに多少意味があるとすれば「次の世代に安心と安全な環境を引き渡す事」だけだろう。今日の投票行動はその瀬戸際が問われてる極めて重大なものと思っている。
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