2015年6月アーカイブ

"藍工房かや野"作品展

 例年、この時期のギャラリー催しは安藤さん母娘の"藍工房 かや野"の作品展だ。函館郊外、旧大野町の茅葺き古民家をアトリエとして、藍を栽培することから始める。織りから仕上げるバッグや帽子もあるし、市販の布を染めて仕立てるワンピースやTシャツ、バンダナ、マフラーなどなど多様な作品がそろった。木綿のガーゼ地など、素材の選択にもこだわり、天然藍の色合いの魅力は当然として、その手触り感や肌触り感にまで愛情がそそがれている。会期は7月いっぱいで、期間中新作も補充される予定。
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歩こう!

 登別まで往復してきた。第一滝本館へのご招待である。久しぶりの外出で倶多楽湖や洞爺湖や知里幸恵記念館やらも巡ってきたけれど途中、不思議で魅力的な旅人にも出会った。往路の国道で一台の「リヤカー旅人」を追い越したが、何と帰路の道の駅駐車場で、そのリヤカー隣に駐車することになったのである。
 聞けば名古屋をスタートして3ヶ月、伊能忠敬の足跡をたどっての旅だそうだ。年齢は「昭和17年うまれで、私と同じやろ!」とよく日焼けした笑顔が語りかけてきた。徒歩で日本沿岸一周という壮大な志に感動したけれど、昨年、シーカヤックで沿岸一周の航海中にお会いした鈴木克章さんを思い出した。徒歩測量で日本地図を完成させたのが伊能忠敬さんだが、その、陸側と海側の両方を確認中のお二人に出会ったことになる。画像の人物だが、もちろんご本人ではない。

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『函館湾の雨が上がる』展

飯坂真紀さんは北海道京極の生まれ、岩手大学で美術を専攻して、現在も盛岡在住だ。アクリルグアッシュ、水性色鉛筆など混合技法で作品を発表し続けてるが、ご本人が配布した案内状によれば...
...縁あってギャラリー村岡に絵を飾らせていただくことになりました。街を見下ろすヨハネ教会の隣のすてきなクラフトショップです。函館においでの際にはどうぞお立ち寄りください...とある。
 以前何かの記事で真紀さんの作品紹介を見たのだが、建物表現に興味をそそられた。特に「旧い小さな銀行」が印象的で、第3回東北の建築を描く展大賞受賞とあった。後日作家から聞いたが建物はすでに取り壊されて現存しないそうで、そんな出来事に幾度も立ち会ったギャラリー店主にとって是非とも実現させたい企画だった。
 盛岡という都市には幾度か足を運んでる。数年前「町並みゼミ」にお呼びいただいたし、小中高の幼馴染である菅野昇くんがやはり岩手大に学んでたこともあり、時折訪ねては居候を決め込んだりした懐かしの地なのである。都市は消費し廃棄するばかりだと思ってきたが、こうして優れた作家が掬い上げる作品がまた都市住民の心の栄養になるというのもあらためて実感する。
飯坂真紀「函館湾の雨が上がる」展  会期2015年5月29日から6月28日まで

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