昨日読んだ彼の"Daffodiles"にも、岸辺の水仙を眺めて『歳を経て足腰立たなくなった時に、安楽椅子で感動を呼び覚ますそんな水仙たち!」と素 朴に自然を讃えます。それがロマン派のロマン派たる所以、ひとえに褒め称えるべき自然があったという事実が尊いわけ。その後、地球は災厄まみれになってし まうが、そんな現代から振り返ると「美しいものはいつまでも存在しないよ」と詩人は言いたかったのかもしれない。ピーターラビットの故郷、ナショナルトラ スト誕生の地であるレイクデイストリクトの一角に忌まわしき核燃料処理施設をつくり、あろうことかその廃液の始末が絶望的状態にあると聞く。それは地球の こちら側でも同じ状況なわけで、ワーズワースは案外そんな時代を予言してたのかもしれないな、と思えてくる。
2016年5月アーカイブ
昨日読んだ彼の"Daffodiles"にも、岸辺の水仙を眺めて『歳を経て足腰立たなくなった時に、安楽椅子で感動を呼び覚ますそんな水仙たち!」と素 朴に自然を讃えます。それがロマン派のロマン派たる所以、ひとえに褒め称えるべき自然があったという事実が尊いわけ。その後、地球は災厄まみれになってし まうが、そんな現代から振り返ると「美しいものはいつまでも存在しないよ」と詩人は言いたかったのかもしれない。ピーターラビットの故郷、ナショナルトラ スト誕生の地であるレイクデイストリクトの一角に忌まわしき核燃料処理施設をつくり、あろうことかその廃液の始末が絶望的状態にあると聞く。それは地球の こちら側でも同じ状況なわけで、ワーズワースは案外そんな時代を予言してたのかもしれないな、と思えてくる。
The Daffodils
William Wordsworth
I wander'd lonely a cloud
That floats on high o'er vales and hills,
When all at once I saw a crowd,A host of golden daffodils,
Beside the lake,beneath the breeze.
Continuouse as the stars that shine
And twinkle on the milky way,
They stretched in never-ending line
Aling the margi of a bay:
Ten thousand saw I at a glance
Tossing their heads in sprightly dance.
The waves beside them danced,but they
Out-did the sparkling waves in glee:
A poet could not be but gay in such a jocund company!
I gazed-and gazed-but little thought
What wealth the show to me had brought.
For oft,when on my couch I lie
In vacant or in pensive mood,
They flash upon that inward eye
Which is the bliss of solitude;
And then my heart with pleasure fills
And dances with the daffodill[s.
もうはるかな昔、湖水地方で、雨に降られて飛び込んだのがワーズワースのダブコテージだった。小さな部屋は他にも雨宿りする人でざわついてた。中程に粗末
な空き椅子が一つあり、疲れてた店主は無意識にそこに座った。途端に係員の叱責があり、座ると同時に飛び跳ねたのを思い出す。
そんなわけでワーズワースとのお付き合いはその「瞬間」しかないけれど、雨の上がっ英国国教会の水仙見てたら、ワーズワースを読む気になった。どなたか翻訳してくれると助かる。